日本で最も有名な西洋絵画はここにある。

新宿SOMPO美術館。
世界に7点しかないゴッホのひまわりを所蔵している。今は近代洋画展もやっている。

・荻原守衛「香炉」、「灰皿」:ロダン風の身体表現。後で調べたら長野出身のようだ。
・中村彝(つね)「頭蓋骨を持てる自画像」:ヴァニタスなアトリビュートと枠の形から聖人像っぽい印象も。
・佐伯祐三「立てる自画像」:カッターで顔を刻んである。別のテニスの絵のラケットのガットもカッターで刻んで表現していた。この人の得意技なのか?画家の写真が掲示されていたがとてもイケメンだった。
・東郷青児「ピエロ」:日本のキュビスト。やはりイケメン。ソンポ美術館は東郷青児のコレクションから始まっている。
・吉原治良「麦藁帽子と仕事着B」:戦後に「具体」を率いた前衛芸術のリーダー。
・松本俊介「立てる像」:戦後の不安と決意を象徴する作品といわれることが多いけど、おれは近くで見てみて、ルソーのあれじゃないかと思った。下手くそだと言っているのではなく、あえてあれに寄せているのではないかと思う。分かってもらえるだろうか?
・瀧口修造「デカルコマニー」:日本にシュルレアリスムを紹介した画家。戦時中は捕まってたみたいだ。デカルコマニーとはシュルレアリスムの技法の1つで、絵の具を塗った紙を2つ折りにして開いて模様を作るってやつだったと思う。
・ファン・ゴッホ「ひまわり」:世界に7つしかないひまわりの1つ。日本にはもう1つあったが(いわゆる「芦屋のひまわり」)戦中に空襲で焼失。これはナショナルギャラリーにあるものと同一の構図。主題と背景がともに黄色というのが、よく考えるとかなり攻めた配色である。(もっと後年の作品と比べると)それほどゴテゴテと塗り重ねているわけではないのがわかる。
ホロコーストの遺族が、ナチスに強制的に売られたと提訴しているらしく、もしかしたら近いうちに日本では観られなくなってしまうかもしれない。観ておいてよかった。
この日は体調が悪かったのですぐに帰宅した。お前らも体調には気をつけたまえ。以上。