あかりの日記

おっ あっ 生きてえなあ

最弱

 

Where is my mind?

 

俺は最近、ジムに通っている。

もう何年まえになるかな、某試験が終わった後、少し通っていたんだけど、飽きてやめてしまった。

あの頃は、コロナが流行ってたんで、トレーニングが終わったらマシンをアルコールで拭いてくれ、という決まりがあった。

で、ちょっと驚いたのだが、それが今もあるわけだ。東京の人間はもうマスクなんてしないし、消毒液も体温計もいつしか消えた。だけどジムには消毒液がある。コロナ文化の数少ない生き残りだ。(それとも、コロナ前からあったのかな?)

しかして、マシンを拭くのはよいことだ。「ウリ狂」や「イカコロ」のタクヤさんなんて、各種体液と薬物でチョー不潔な体のままジム行ってるからな。あんなのが使った後だとたまらない。俺がジムに行く気がなくなったのは、あの頃丁度aiタクヤが流行りはじめたから、ってのもある。まあそれは嘘だが。

 

 

さて、俺の家の近くのジムは、ムキムキの男ばかりだ。ボクシングの練習場なんかもあって、「ファイト・クラブ」のブラピとか、「キッズ・リターン」のマサルやシンジみてーな連中が、大層オラついている。俺はもやし男、というより、かいわれ大根なので、高校生からおじいさんに至るまで、俺より弱そうな男は、皆目みあたらない。

 

というか、俺は気づいてしまった。そもそも、この世界に、自分より弱い成人男性なんていないのではないか。

俺は軽音部で、運動神経は常にビリケツだった。体育の授業が嫌で、よくさぼっていたものだ。学校に行かなくなってからは、ほんとうに全く運動をしていない。ろくに栄養もとっていないし、やみくもにデスクワークばかりしている。

地球上の成人男性を強さ順に並べたら、おれは限りなくドベに近いところにいる。

中学生くらいと戦っても、結構勝てないだろう。

女性と戦っても、少なくとも半分以上のひとには勝てないだろう。

あれ、なんの話だっけ?まあいいか。

 

俺は、タクヤさんみたいにチョーエロいガタイになりたいわけではない。マサルやシンジみたいに強くなりたいわけでもない(かつての北野監督はムキムキだったらしいな。)。健康で長生きしたいってわけでもない。早く死にたいからな。じゃあ、なんのためにジムに行くのか。なんだろう。なんだろうなあ。