あかりの日記

おっ あっ 生きてえなあ

オーストラリアに行ってきた話②

3日目 シドニー食べ歩きなど

朝飯。Billsというお店で、有名なリコッタチーズがけパンケーキを食らう(スクランブルエッグと合わせて57ドル!もうおれははっきり言って目が回りそうだ。)。土曜日の午前8時を回ったところだが、シドニー人は男女問わずこの価格帯の高級朝飯をガツガツ食らい、友達や家族と楽しそうにしゃべくっている。ああ、なんたる金の余裕とバイタリティだろう!

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市のランドマークである、全長1.1キロのハーバーブリッジを歩いて渡ってみる。観光客が多いが、歩道がちゃんと広いので、混んでいる感じはない。都市全体をとおして、この広さが人々の余裕につながっているのだろう。常に見回りの人が数名配備されており、ごみなども落ちていない。シドニーは全体的にきれいであり、清潔感は日本の都市に近い。

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橋のふもとのロックス地区では、週末には市場が開催されている。おれ達は市場で謎の肉を買った(謎の肉、25ドル)。

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いや、正確には、左から、カンガルー、クロコダイル、エミュー、カンガルー?だ。オーストラリアに来たら食わねばならない。クロコダイルは鶏肉のような淡白な味わいであり、カンガルーとエミューは牛の赤身のような味であった。いずれも、ちゃんと味付けすれば不味いものではない。ただ、現地人はあまり食わないらしいな。

 

教会や、アンザック記念館(アンザックについては竹田いさみ、永野隆行『物語 オーストラリアの歴史 新版』 - あかりの日記)などを観光し、街のパブへ。オージービーフは、パブで食うと安い(牛ランプステーキ、ビールとセットで18ドル)。

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いわゆる熟成肉であり、想像以上に柔らかく、美味であった。この時間、ラグビーチャンピオンシップのワラビーズ(オーストラリア)対スプリングボクス南アフリカ)戦が行われており、パブではそれの中継を見られるはずだと期待していたんだ。ところが、実際には、パブで流れていたのはfooty(オーストラリアのフットボールラグビーとサッカーの中間みたいなゲームだった。)の国内リーグの中継ばかりであった。オーストラリア人はラグビーユニオンへの関心はもうないのか?後で調べると、ワラビーズは大敗したとのことであった。たいへん悲しいことだ。

 

初日にも訪れたタンバロン公園で、有名なタイガーミートパイ(11.5ドル)を購入し、オリンピックを観ながら食らう。

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豆とマッシュポテトでかなり重たいパイであったが、一度は食わねばならんだろう。上手く言えないが、これがオーストラリアの味なんだなという味だった(?)。

 

それから、繁華街のカジノに行ってみた。カジノ直通のライトレールの駅がある(!)。パブもカジノもそうだが、オーストラリアでは年確されることが多い。未成年に絶対に酒を飲ませないという強い意思を感じる。常にID cardを出せる準備をしておこう。

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ルーレットとかはよくわかんないので、オーストラリア流スロットをやってみた。日本のスロットより、演出がしょぼくて、ドーパミンがあんまり出ない(のだそうだ。おれはあまりやらないのでよくわからないが。)。入れた金が淡々と消えていく。そもそも、この店に機械割100%を超えている台(設定2以上、と言うのか?よく知らんけど。)はないのだろう。おれ達はいくらか金を失って、悲しい気持ちで店を後にした。

 

この街には、ラーメン、sushi bar、タコヤキ、といった日本食がかなりある。一日の締めに、気になっていた、オーストラリアのラーメンを食ってみた。味噌ラーメン。

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日本で食べるのとそう変わらない、コクがあっておいしいラーメンだった。問題は、こいつの値段が21ドルだったってことだ。店では、明らかに日本人と思われる若い女の子達が働いていた*1。おそらくワーホリで、何かを求めて来たのだろう。彼女達は、おれ達が日本人だと分かったはずだが、日本語を一言も発しなかった。

 

ラーメン1杯2100円。オーストラリアの物価は日本の2倍だ。日本と全く同じものを食うのに2倍の金がかかる。だが、賃金も2倍なのだ。日本で最低賃金を1050円にするとか騒いでいるが、オーストラリアの最低賃金は2400円だ。人間の労働の価値が2倍ということだ。もっというと、労働はおれ達の人生を売っているわけだから、人間それ自体の価値が2倍ということではないか(言い過ぎか?)。日本は物価も賃金も安い。それは、日本で働く人間それ自体の価値が安いということだ。おれ達の労働は、おれ達の人生は、かくも安く買い叩かれているのだ。彼女たちはきっと、そのことについて、何か思うところがあって、わざわざオーストラリアなんぞにまで何かを探しに来て、ラーメンを作ったり、さくらんぼを摘んだりしているんだろう。それは凄いことだと思う。おれはなぜかすこしモヤモヤを感じた。特に今すぐできることがあるわけではないが。

 

あれ、ところで、おれは今日、いったい何食食ったのだろう?

 

*1:日本の都会のラーメン屋ってもはや日本人の店員があんまりいないけど、シドニーだと、日本人が「その枠」ってことだ。悲しいなあ。