おれには夏休みがある。この歳になると、もういらない気もするんだが、あるので、海外に行ってやるぜ。円安+インフレだけど、おれはあまり遊ばないので、金にもほんの少し余裕があるのだぜ。いや今はそんなにないけど、この調子で貯まったら、どっかの宗教団体か、あるいは、頂き女子とかに、全部あげちゃおうかな。誰か、誰でもいい、おれの全てを搾り取って、おれを滅ぼしてくれないか。人生をめちゃくちゃに破壊してくれないか。おれはもう駄目なんだ。
いや、それはどうでもいいんだが、オーストラリアに4泊6日で行ってきた話をする。
出発まで
計画当初はLCCでトランジットありを想定していたが、新興の代理店で、カンタス航空の直行便で行ける安いツアーを発見したので、それを予約した。ホテルも良いところであり、安すぎるのではないか、ちゃんと航空券等が確保できているのかと心配だったが、杞憂だった。
ちなみにその代理店とはこれである。
安いだけでなく、予約確認のフォームも見やすいし、同行者への共有もしやすく、とても使い勝手がよかった*1。(なお一応言っておくけど、おれはこの会社から一銭ももらっていないぞ。)
1日目 入国
貧民であるおれはアナもジャルも経験がなく、カンタスがFSCの初体験だったが、はっきり言ってかなり感動した。定刻どおりのフライト、無料の水やお菓子、おいしい機内食、見放題の映画。9時間半のフライトは極めて快適だった。もうLCCには戻れないぜ。そういうわけにもいかないが。
20時頃、キングスフォードスミス空港に到着。ここからシドニー市街地のセントラル駅は電車で約15分(近い!)。空港の駅でシドニーの交通ICであるOpal cardを作って出発。
★Opal card
Opalがあれば、電車、バス、船といったシドニーの交通機関全般に乗れる。これらの交通機関はクレカのタッチでも乗れる(!)のだが、旅行者はOpalを作っておいた方がよい。なんとなれば、限度額を超えて使うと無料で乗れるとか、色々と特典があるからだ。
市街のホテルにチェックインし、ダーリングハーバー方面を散策。

タンバロン公園には、オリンピックの屋外パブリックビューイングがあった。オーストラリア人はオリンピックが大好きだ。なんかやたらメダル取ってたしな。

マックで、日本では消滅したクォーターパウンダーと、それから、名前忘れたな、なんか日本にはないバーガーを購入し、オリンピックを見ながら食った。バーガー単品2つで21.4ドル。味は日本とそう変わらないが、野菜が多く、肉はかなりジューシーだった。
★オーストラリアの為替、物価、決済
為替レート。旅行期間中は1豪ドル97円程度だったが、クレカの決済手数料等を含めると、1豪ドル99〜100円で決済していた。
物価。大方の物が日本の2倍〜だ。買った物の値段をできる限りここに書いていこうと思う。
決済手段。旅行中にクレカを使えない店は一つも見かけなかった。むしろ現金を使えない店があった。シドニー旅行においては現金を両替する必要はないと言ってよいだろう。
ジェラートを購入(シングルで7.4ドル)。真冬の午前0時を回ろうとしているが、ジェラート屋が開いており、買って食っている人が割といる。

2日目 動物園とオペラ
タロンガ動物園
宿の最寄りからサーキュラーキーまで路面電車で行く。そこからフェリーで、タロンガ動物園に向かう。道中、路上でOpalを落としたら、すれ違った人にすぐに拾ってもらえた。
★シドニー人の特徴
シドニー人はおしなべて親切だ。それも押し付けがましい感じじゃなくて、スマートな親切さだ。電車ではサッと席を譲るし、ベビーカーを押すのを手伝うし、散歩してたらすれ違った人に「この先行き止まりだよ」と教えてもらった。
また、シドニー人はでかい。おれは白人の国を初めて訪れたが、人間のデカさに圧倒された。女子高生と思しき一団とすれ違ったが、みんな俺より大きかった。多分あの街ではおれが最弱だろう。
結論を先取りするけど、おれはこの旅行で、思いやりとフィジカルの強さの必要性を痛切に感じた。なんか陳腐な感想だけど(笑)
シドニーは港湾都市であり、最も中心的な港であるサーキュラーキーから、南方向に繁華街が発展している。サーキュラーキー港の東にはオペラハウスが、西にはハーバーブリッジという橋があり、この2つが2大ランドマークだ。この港からの景色は大層美しく、おれの同行者(男)は、この景色を背景に、数えきれないほどの自撮りをしていた。おれにはその心理はよくわからない。

タロンガ動物園は、シドニー市街地から海を挟んで北側の自然公園内に存在する、広大な動物園だ。入場料は1人45ドル*2。1日居座ることが可能だ。
カンガルー、コアラ、ワラビーをはじめとして全世界の動物がいたが、ほとんどの動物が寝ていた。コアラは1日20時間寝るらしい。一生の8割以上を寝て過ごし、わずかな起床時間にはひたすら苦い草を噛み続ける。まあ、そんな人生も悪くないかもな。




★オーストラリアのトイレ
この動物園の男子トイレ(※あかりは男だ。)の小便器は「壁」だった。「壁」、わかるだろうか?便器がなく、みんなで壁の前に並んで立って、壁におしっこを引っ掛けるスタイルのトイレだ。この壁、オーストラリアで何回か目にした。壁に水が流れているので、不衛生ではないと思うのだけど、だけど・・・
ついでにトイレ全般について述べると、オーストラリアの小便器はおしなべて設置位置が高い。あかりはチビなので、背伸びをしないと届かないこともあった。たいへん悲しいことだ。
また、当然ではあるが、ウォッシュレットなどという軟弱な設備は、かの国には一切存在しなかった。
オペラハウス
閉園とともに船でサーキュラーキーに戻り、オペラハウスへ。
正装をして、開演前にシャンパンを飲みまくっているブルジョワもいるが、ラフな格好で入っても問題ない雰囲気であった。
おれはハムレットを観た(2階後方の座席、1人49ドル)。
シェイクスピア『ハムレット』(野島秀勝訳) - あかりの日記

動物園を一日歩き回った後だったし、全編英語だったので、少し眠かった。ハムレット役が悩める青年というより、ぽっちゃり系で髭の濃いベテラン俳優がやっていて、しかも狂い方が結構コミカルだったのが興味深かった(むしろ原作準拠なのか?)。君の膝の上で寝ていいかい?のとことか、かなり笑いが起きていた。あと、オフィーリアの発狂はかなり怪演だったな。
この日は千秋楽だったようで、万雷の拍手とともに演者に花束が渡されていた。
おれはオペラというものを始めて観た。おれには芸術を解する教養はないが、やはり何かしら触れるというのはよいことだ。日本でもオペラや演劇を観に行ってみてもよいな。